患者さんとの間に信頼関係を構築することは必要である

どこから信頼関係を築けばいい

患者さんが自分のことを話しやすい雰囲気をつくることがもっとも大切です。患者さんの言葉に耳を傾け(傾聴)、共感を示すことが基本姿勢となります。生活環境をはじめ、家庭や仕事での苦労など、これまでの人生に対して尊重の気持ちを示すことによって、患者さんの気持ちが和らぎ、心理的距離間が縮まります。

話をしたがらない患者さんとのコミュニケーション

肥満症の患者さんは皆、大なり小なり不安を抱えており、医療者の前では緊張しています。自分を否定されたり、生活習慣の問題点を指摘されたりすることを恐れているため、はじめから指示的·命令的な形で会話を進めていくことは避けたほうがよいでしょう。たとえば、肥満歴やその要因を聞いていくなかで、その人の努力や苦労を評価し、理解を示すと、コミュニケーションの糸口をつかめることがよくあります。

医療者の指導に対して患者さんがひいてしまう場合、対処法は?

肥満症患者は、一般に生活習慣を変えることが苦手で、指導を行ってもその達成がむずかしいため、アプローチのタイミングを誤ると、結果的に不全感を助長してしまいます。それを避けるためにはまず患者さんとの間に信頼関係を構築し、患者さんの頑さが緩和されて治療に対する意欲を見せた段階で、「これならできるかも…」「これをしてみようかな」と自ら言えるように誘導します。そのうえで、患者さんの提案を支持するような言葉かけや、医療者としてのアドバイスを与えるなど、段階を踏んでいくことが大事です。

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