外科手術後にリバウンドをした、疾患のために運動できない例もある

外科手術後にリバウンドをした例

減量手術をしたからといって、好きなものを好きなだけ食べても痩せられるということはありません。むしろ食べられなくなり、嗜好も変化します。体重は術後1~2年は順調に減少しますが、その後は次第に増加してきます。術後も一生、食事療法と運動療法は欠かせないのです。それを怠れば、リバウンドは必発です。減量手術は、高度肥満治療のはじめの一歩でしかないことを銘記してください。

また、術後のメンタルケアもリバウンドを少なくする大きな要因です。心も健康でなければ減量の維持は難しいのです。術後の減量治療のなか、体調の変化に適応しながら、心の調子も保つことで術後の減量が維持されます。術後のフォローアップを受けることは必須なのです。そうしたフォローアップを行ってもリバウンドが強く、さらなる減量が必要な場合は、revision(修正)手術(例えば、初めの手術が摂食制限手術なら、消化吸収抑制手術の追加といったさらに減量効果の高い手術)が検討されます。

膝や腰の疾患のために運動ができない例

膝痛、腰痛がある人が無理にウォーキングを行うと、さらに病状を悪化させてしまう危険があります。特に関節の腫れや炎症の強い時期には運動を避け、痛みや炎症が治まってから、徐々に始めるのが適切でしょう。必要に応じて整形外科医にコンサルテーションしてください。

普段の運動は、ストレッチングや筋力を向上させる運動を主に行うよう指導します。ウォーキングができない人には、水中ウォーキングがお勧めです。水中では浮力が働くため、歩行をしても膝関節·腰への体重の負荷は小さくなります。さらに、水圧を全身に受けるため、全身に均等に負荷をかけることができ、筋力維持にも役立ちます。ただし、冷水プールは身体や関節が冷えるため脚がつってしまったり、関節痛が悪化したりすることがあるので、可能な限り、温水プールで行うことが望ましいと言えます。温水プールであれば、関節部の血流が増加して、疼痛の緩和効果が得られることも期待できます。

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