ウエスト周囲長を測る際の注意点、またLBMの測定の意味は?

ウエスト周囲長(臍周囲長)測定時の注意点は下記の通りです。

1.姿勢及び呼吸の注意点

①立位で両足を揃え、腕を両側に下げてもらう。
②腹壁の緊張をとる。
③呼気の終期に計測する。

2.測定部位の注意点

①臍位で計測する(ただし、過剰な脂肪蓄積で腹部が膨隆下垂し臍が正常位にない人では、肋骨弓下縁と前腸骨稜上線の中点にて計測)。

3.計測時の注意点

①非伸縮性の布製メジャーを使用する。
②腹囲の前後が水平位になるように計測する。
③メジャーが腹部に食い込まないようにする。
④0.1cm単位で計測する。
⑤空腹時に計測する(食事による測定誤差を避けるため)。

Lean body massを測定する意味はありますか。

全体重から体脂肪を除いた、筋肉や骨、内臓などの総量が「除脂肪量(lean body mass:LBM)」です。除脂肪量は重要な身体の成分の総量であり、骨量減少と筋肉萎縮がみられる高齢者などでは減少します。つまり、LBMの減少は日常生活行動に大きく影響します。また、基礎代謝量は体重よりもLBMによって決まるため、必要摂取エネルギー量を算出するためにもLBMの測定は大切です。

肥満症治療においては、減量時にLBMが低下していないことを確認するため、LBMの測定は重要です。LBMの測定法として、X線を照射し、その減衰率から骨と軟部組織を定量的に解析する二重X線吸収測定法(Dual Energy X-ray Absorptiometry:DEXA)や、インピーダンス法で得た脂肪量の計測値を体重から減じる方法などがあります。前者は装置が必要、後者は簡便ですが、まだ十分なデータの蓄積がないなどの問題があります。それぞれ利用でぎる範囲のなかで活用することは意味があると思われます。

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